古河薬品工業(KYK)のGlanzカーシャンプーは、超濃縮タイプのカーシャンプーです。一般に有名な安いカーシャンプーといえばシュアラスターが有名でカー用品店やホームセンターでどこでも売っていますが、こちらのほうがドロッとしていて汚れが良く落ちます。価格もお安く一般的なカーシャンプーと比べて希釈率が高く、1本で長く使えるコストパフォーマンスの高さが人気の理由です。この記事では製品の特徴・希釈の目安・正しい洗車手順・注意点を詳しく解説します。全色対応かつコーティング施工車でも使えます。
Glanzカーシャンプーの特徴
古河薬品工業はKYKブランドで知られる日本のケミカルメーカーで、Glanzシリーズはその中でも洗車・コーティング向けのラインナップです。他社製品のOEM元としても知られており、品質の信頼性は高いとされています。
製品仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 品番 | 20-621 |
| 容量 | 600ml |
| 液性 | 中性 |
| 対応カラー | オールカラー用 |
| 希釈倍率 | 200倍希釈(標準) |
| 使用回数目安 | 中型乗用車約30回分(1回4L使用の場合) |
| 特徴成分 | MD-10(洗浄成分) |
主な特徴
- 超濃縮タイプ:200倍希釈で使用できるため、600mlで中型車約30回分の洗車が可能。1回あたりのコストが非常に安い
- MD-10配合:落ちにくい汚れに素早く浸透・分解する洗浄成分を配合
- 中性タイプ:ボディに優しい中性処方で、コーティング施工車にも使用できる
- キメ細かい泡立ち:濃厚でキメの細かい泡が汚れを包み込み、ボディを傷つけずに洗い上げる
- 柑橘系の香り:使用時に柑橘系の香りがあり、好みは分かれるが不快感は少ない

コストパフォーマンスの計算
Glanzカーシャンプーの実際のコストを計算すると、その経済性がよくわかります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 1本あたりの価格目安 | 500〜1,200円 |
| 1回の洗車に使う量 | 約20ml(200倍希釈・4Lバケツ1杯分) |
| 1本あたりの洗車回数 | 約30回 |
| 1回あたりのコスト | 約30〜40円 |
市販の一般的なカーシャンプー(500ml・500〜700円・希釈倍率50〜100倍)と比べると、1回あたりのコストは半分以下になります。月2回洗車するとして、年間約24回分。コスト差は年間1,000〜2,000円程度になります。
希釈の目安
Glanzカーシャンプーは超濃縮タイプのため、希釈倍率を守ることが重要です。原液のまま使用すると泡が立ちすぎて流しにくくなり、すすぎ残しの原因にもなります。
| バケツの容量 | シャンプーの量 | 希釈倍率 |
|---|---|---|
| 4L | 約20ml(キャップ1杯弱) | 200倍 |
| 8L | 約40ml(キャップ2杯弱) | 200倍 |
| 4L(汚れがひどい場合) | 約30〜40ml | 100〜130倍 |
製品付属のキャップが計量カップ代わりになります。汚れの程度に応じて濃度を調整しても構いませんが、濃くしすぎるとすすぎに時間がかかります。コンパクトカーサイズなら通常はキャップ1杯で1台洗車できます。
正しい洗車手順
洗車前の準備
- 直射日光・炎天下・ボディが熱い状態での洗車は避ける(シャンプーが乾いてシミ・ウォータースポットになる)
- 曇りの日・朝夕の涼しい時間帯が理想
- マイクロファイバークロス・洗車スポンジ・バケツを用意する
STEP 1:水洗いで砂・泥を落とす
シャンプー洗いの前に、ホースやシャワーで車全体に水をかけて砂・泥・大きな汚れを流します。この工程を省いてスポンジを当てると、砂がボディを擦ってキズの原因になります。特にドア下部・タイヤ周り・フェンダーは念入りに流してください。
STEP 2:バケツで泡を作る
バケツに水を入れながらシャンプーを加え、ホースの水圧を使って勢いよく泡立てます。先にシャンプーをバケツに入れてから水を注ぐと泡立てやすいです。泡が十分に立ったら洗車スポンジを泡の中に入れて含ませます。
STEP 3:上から下へ洗う
ルーフ→ボンネット→サイド→バンパーの順に、上から下へ洗います。下から洗うと汚れが上から流れてきて二度手間になります。スポンジは優しく滑らせるように動かし、こすりつけないことがキズ防止のポイントです。天気が良くすぐ乾いてしまう場合は、狭い範囲で洗車して乾く前に拭き上げてから、別の部分に取り掛かります。
汚れがひどいタイヤ・ホイール周りは別のスポンジやブラシを使い、ボディ用スポンジで触らないようにします。ホイールの汚れ(ブレーキダスト)はカーシャンプーだけでは落ちにくいため、ホイールクリーナーを別途使うのが効果的です。ホイールはボディとは必ず別にして行います。
STEP 4:素早くすすぐ
シャンプーが乾く前に素早くすすぎます。ルーフから順に下へ向かって流し、シャンプー成分が残らないようにしてください。すすぎ残しがあると乾燥後に白いムラ・シミになります。
STEP 5:水切りをする
スキージ(水切りワイパー)や手でボディ面の水を大まかに切ります。この工程があると拭き上げが楽になり、ウォータースポットの防止にもなります。
STEP 6:マイクロファイバークロスで拭き上げる
マイクロファイバークロスで素早く全体を拭き上げます。クロスを引きずらず、軽く押さえるように拭くとキズがつきにくいです。乾いたクロスが水分を吸いにくくなってきたら別のクロスに交換します。吸水タオルを必要な枚数準備しておきます。
コーティング施工車への使用
GlanzカーシャンプーはpHが中性のため、ガラスコーティング・撥水コーティングが施工された車にも使用できます。アルカリ性・酸性のシャンプーはコーティング被膜を傷める可能性がありますが、中性タイプなら被膜へのダメージを抑えられます。
ただしコーティング後の洗車で注意すべきことがあります。
- コーティング直後(硬化前)は洗車しない(施工店の指示に従う)
- 高圧洗浄機を使う場合はコーティング被膜への影響を考慮して距離を取る
- コーティング専用シャンプーを指定されている場合はそちらを優先する
プレウォッシュとしての使い方
Glanzカーシャンプーは希釈倍率を下げる(50〜100倍程度)ことで、洗車前のプレウォッシュとしても活用できます。スプレーボトルに希釈して車全体に吹きかけ、数分おいてから水で流すことで、スポンジを使う前に汚れを浮かせられます。花粉・黄砂が多い時期に特に効果的な使い方です。
よくある質問
ドロッとした質感ですが問題ありませんか?
超濃縮タイプのため原液は粘度が高く、ドロッとした質感です。これは仕様通りで品質上の問題はありません。希釈すれば通常のシャンプーと同様に使えます。
ワックス成分は含まれていますか?
Glanzカーシャンプーはワックスやコーティング成分を含まない純粋な洗浄タイプです。洗車後のワックス・コーティングの効果を邪魔しないため、コーティング前の下地洗いにも適しています。
保管方法は?
直射日光を避け、高温になる場所(車内・屋外)での保管は避けてください。キャップをしっかり閉めて室内保管が基本です。開封後も適切に保管すれば長期間使用できます。
まとめ
Glanzカーシャンプーは、1回あたり30〜40円という圧倒的なコストパフォーマンス・中性処方によるコーティング車対応・MD-10配合の高い洗浄力が揃った、コストと品質のバランスに優れた製品です。
希釈倍率を守り、直射日光下での作業を避けて正しく使えば、高価なシャンプーと遜色ない洗車結果が得られます。「使いやすさより経済性を重視したい」「大量に洗車する機会がある」という方に特におすすめできる一本です。