車内のダッシュボードやドア内張りは、車内の拭き掃除をしていても時間が経つにつれて皮脂・ホコリ・紫外線による白化・くすみが目立ってきます。拭き掃除だけでは落ちにくい汚れや、樹脂・ゴムの劣化をケアする製品として定番なのがKURE(呉工業)の「クレポリメイトDX」です。汚れ落とし・艶出し・UV保護・除菌の4つの効果を一本でまかなえる内装ケア剤です。単なる汚れ落としではなく車内のプラスチックパーツが光沢を取り戻し、とてもドライブが楽しくなります。この記事では製品の特徴・使い方・使える箇所と使えない箇所を詳しく解説します。
クレポリメイトDXとは
クレポリメイトDXは、呉工業株式会社(KURE)が製造・販売するプラスチック・ゴム・合成皮革専用のクリーナー兼保護艶出し剤です。クレポリメイトシリーズはその内装ケアラインナップの主力製品です。
DXは通常のクレポリメイトシリーズをグレードアップした上位モデルで、特殊洗浄剤による汚れ落とし・ナノサイズ化した高分子ポリマーによる保護被膜形成・UV吸収剤による色あせ防止・除菌効果を一本に集約した製品です。
製品仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品番号 | 1253 |
| 容量 | 200ml |
| 成分 | シリコーンオイル、高分子ポリマー、特殊界面活性剤、乳化剤、除菌剤 |
| 香り | 無香性 |
| 危険物区分 | 非危険物 |
| 価格帯 | 600〜900円前後 |
4つの主な効果
① 汚れ落とし(クリーニング効果)
特殊界面活性剤が細部まで浸透し、ダッシュボードや内張りに付着した皮脂・ホコリ・手垢などの汚れを効果的に除去します。通常の乾拭きや水拭きでは落ちにくいこびりついた汚れにも対応します。手で触る部分は手の油で徐々に汚れてきますし、日光を浴びる車内のプラスチックパーツは放置すると劣化が進み光沢も失われてきます。
② 艶出し・保護被膜形成
ナノサイズ化した高分子ポリマーが塗布面に強い保護被膜を形成し、深みのある光沢を長期間維持します。シリコーンオイル配合でありながらベタつきが少なく、触れても不快感がない仕上がりが特徴です。他のシリコーン系製品と比べてベタつきが抑えられているため、ホコリを吸い寄せにくく清潔な状態が長続きします。
③ UV保護(紫外線対策)
UV吸収剤が配合されており、紫外線による樹脂・ゴムの色あせ・ひび割れ・白化の進行を抑えます。特に日当たりのよい場所に駐車することが多い車のダッシュボード・内張りのケアに効果的です。
④ 除菌効果
除菌剤が配合されており、プラスチック・ゴム・合成皮革の表面を美しく仕上げながら同時に除菌します。なお、すべての菌に効果があるわけではありません。ハンドル・ドアノブなど手が触れる頻度の高い箇所のケアに特に有効です。

使える箇所
車内(自動車用途)
- ダッシュボード:最も効果が実感しやすい箇所。紫外線劣化・白化したダッシュボードの艶が回復する
- センターコンソール・アームレスト:皮脂汚れ・手垢のクリーニングと保護
- ドア内張り:プラスチック部分・合成皮革部分のケア
- メーターパネル周り:プラスチック枠部分の艶出しと保護(液晶画面には使用しない)
- ピラー・ルーフライナーのプラスチック部分
- ゴム部品(ドアモール・パッキン類):硬化・劣化防止に
車外(エクステリア用途)
- 外装樹脂モール・バンパーモール:白化防止・艶出し
- タイヤのサイドウォール:艶出しと劣化防止(接地面には使用しない)
- 未塗装樹脂部品:ドアミラーカバー・フェンダーモールなど
家庭用途
- 家具や電化製品のプラスチック・ゴム・合成皮革部分にも使用可能
- テレビ・冷蔵庫などの外装プラスチック部分の艶出し・保護に
使えない箇所・注意が必要な箇所
クレポリメイトDXはシリコーンオイルを含むため、滑ると危険な箇所・特殊素材には絶対に使用しないでください。
| 使用禁止の箇所 | 理由 |
|---|---|
| ペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ) | シリコーンで滑って踏み外し・重大事故の原因 |
| ハンドル・グリップ部分 | 操作中に滑って危険 |
| シフトレバーの操作面 | 滑りによる誤操作の原因 |
| シート座面・床・階段 | 滑り転倒の原因 |
| ブレーキ・クラッチレバー(バイク) | 操作不能になる危険 |
| タイヤ接地面(トレッド) | グリップ力が大幅低下・制動距離が伸びる |
| 本革シート | 変色・シミ・素材劣化の原因 |
| ガラス・液晶画面 | 油膜・視界不良・画面の損傷 |
| 布・ファブリック素材 | シミ・変色の原因 |
| 桐・白木・塗装面・漆・ニス塗り部分 | 変色・塗装の剥離 |
| バイクのシールド・視界に関わる箇所 | 油膜による視界不良 |
| つや消し加工など特殊処理を施した面 | 仕上がりが変わる可能性 |
正しい使い方・手順
使用前の確認
- 初めて使用する素材・部位は、目立たない箇所で少量テストしてから使用する
- 砂・ホコリが付着したままスプレーすると傷の原因になるため、事前に乾拭きや軽く払ってから使用する
STEP 1:ノズルを開いて布に取る
ノズル部分のストッパーを「OPEN」まで回してから使用します。対象面に直接スプレーするのではなく、マイクロファイバークロスや柔らかい布に適量をスプレーしてから拭くのが基本です。直接スプレーすると液だれや塗布ムラの原因になります。
STEP 2:対象面を拭く
布に取ったクレポリメイトDXで対象面を均一に拭き伸ばします。少量でよく伸びるため、塗りすぎに注意してください。力を入れてこするのではなく、軽く滑らせるように拭くと傷がつきにくく均一に塗布できます。
STEP 3:乾いた布で仕上げ拭き
塗布後、別の乾いた布で軽く拭き上げると余分な成分が除去されて仕上がりがきれいになります。ベタつきが気になる場合も仕上げ拭きで改善します。
STEP 4:ノズルを戻す
使用後はストッパーを元の位置に戻してキャップを閉めてください。ノズルに残った液が乾いて詰まることがあるため、使用後にノズル先端を布で拭いておくと次回使いやすくなります。
使用頻度の目安
- ダッシュボード・内張り:月1〜2回程度(汚れが目立ってきたタイミングで)
- 外装樹脂・ゴムモール:2〜3ヶ月に1回程度
- タイヤサイドウォール:洗車のたびに施工するとツヤが維持しやすい
クレポリメイトシリーズの違い
KUREのクレポリメイトシリーズには複数のラインナップがあります。用途に応じて使い分けてください。
| 製品名 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| クレポリメイトDX(本製品) | クリーニング+艶出し+UV保護+除菌。ベタつき少なめ | 日常の内装ケア全般 |
| クレポリメイト クリア | 高光沢タイプ。輝くような艶出し効果 | ツヤを最大限出したい場合 |
| クレポリメイト ナチュラル | 自然な艶。マットに近い仕上がり | 落ち着いた仕上がりが好みの場合 |
| スーパークレポリメイト | 最強レベルの保護効果・光沢の長期持続 | より長持ちする保護を求める場合 |
よくある質問
ベタつきが残ります。どうすればいいですか?
塗布量が多すぎる場合にベタつきが生じます。乾いたクロスで余分な液を拭き取ってください。次回は布に取る量を減らして薄く伸ばすことを意識すると改善します。
ダッシュボードに使うとギラつきが気になります
シリコーン系製品全般に言えることですが、塗布量を少なくして薄く均一に伸ばし、仕上げ拭きをしっかり行うとギラつきが抑えられます。ギラつきが特に気になる場合はクレポリメイト ナチュラルのほうが自然な仕上がりになります。
コーティング施工車の内装に使っても問題ありませんか?
内装へのコーティングは車外ボディコーティングとは別物です。内装プラスチック・合成皮革へのクレポリメイトDX使用は問題ありません。ただし内装コーティング専門施工を受けた部位については、施工店に確認するのが安全です。
まとめ
クレポリメイトDXは、車内プラスチック・ゴム・合成皮革のケアに必要な汚れ落とし・艶出し・UV保護・除菌を一本でまかなえるコストパフォーマンスに優れた定番製品です。ベタつきが少なく無香性のため使い勝手がよく、車内ケアの入門製品としても幅広く支持されています。
ペダル・ハンドル・座面など滑ると危険な箇所への使用だけは厳守のうえ、正しく使えば内装の見栄えと素材の寿命を長く維持できる頼れる一本です。