タイヤの側面(サイドウォール)を見ると、こんな表記があります。まずは自分のくるまのタイヤをみてください。
225/45R18 91W
タイヤを選ぶにあたりタイヤサイズつまり数値の部分はまず確認してください。すべてのブランド銘柄ですべてのタイヤサイズがラインナップされているわけではありません。また価格もサイズごと異なります。ここでは記号やスペックについてもひとつひとつ順番に解説します。
「225」タイヤ幅(単位:mm)
最初の数字はタイヤの幅を表しています。単位はミリメートルで、地面と接する面の幅ではなく、タイヤの断面幅(サイドウォールの外側から外側まで)です。
- 数字が大きいほど幅が広いタイヤ
- 軽自動車:155〜165mm前後が主流
- セダン・コンパクト:185〜215mm前後
- SUV・ミニバン:215〜255mm前後
幅が広いとグリップ力や安定感が増しますが、燃費や轍(わだち)ハンドルに影響することもあります。
「45」扁平率(単位:%)
スラッシュの後に来る数字が扁平率(へんぺいりつ)です。タイヤの断面幅に対するサイドウォール(側面の高さ)の比率をパーセントで表しています。
扁平率の数値が小さいほど、横から見たときタイヤが薄く見えます。
計算式:サイドウォール高さ ÷ タイヤ幅 × 100
225/45の場合:225mm × 0.45 = サイドウォール高さ約101mm
- 扁平率が低い(35〜45)→ サイドウォールが薄い=スポーティな見た目、ハンドリング向上、乗り心地は固め
- 扁平率が高い(55〜70)→ サイドウォールが厚い=乗り心地よい、ホイールへのダメージ吸収に有利
インチアップするとき、外径を合わせるために扁平率を下げるのが基本です。外形が変わるとスピードメーターの読みが狂ってしまいます。
「R」構造記号
「R」はラジアル(Radial)構造を意味します。現在市販されているほぼ全ての乗用車用タイヤはラジアル構造です。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| R | ラジアル構造(現在の主流) |
| D | バイアス構造(旧型・一部オフロード用) |
| RF | ランフラットタイヤ |
「RF」が付いているタイヤはパンクしてもある程度走行できるランフラットタイヤで、純正装着している車種では空気圧センサー(TPMS)とセットで使われます。
「18」リム径(単位:インチ)
Rの後ろの数字は、タイヤが装着されるホイールのリム径をインチで表しています。
- 軽自動車:13〜15インチが多い
- コンパクト・セダン:15〜17インチ
- SUV・スポーツ系:18〜20インチ以上
ここの数字はホイールと必ず一致させる必要があります。17インチのホイールに18インチのタイヤは絶対に装着できません。
「91」ロードインデックス(LI)
スペース後の数字がロードインデックス(負荷能力指数)です。タイヤ1本あたりが支えられる最大荷重を番号で表した国際規格の値で、数字が大きいほど重い荷重に耐えられます。
乗用車でよく使われるLI一覧
| ロードインデックス | 最大荷重(1本) | 主な用途 |
|---|---|---|
| 75 | 387kg | 軽自動車(小径タイヤ) |
| 80 | 450kg | 軽自動車〜コンパクト |
| 82 | 475kg | コンパクトカー |
| 84 | 500kg | コンパクト〜セダン |
| 87 | 545kg | セダン・ハッチバック |
| 88 | 560kg | セダン・ミニバン |
| 91 | 615kg | セダン・SUV(最多サイズ) |
| 94 | 670kg | SUV・ミニバン |
| 95 | 690kg | SUV・ミニバン |
| 97 | 730kg | 大型SUV・ワゴン |
| 100 | 800kg | 大型SUV・商用車 |
| 102 | 850kg | 大型商用・ライトバン |
4本合計で車両を支えられるか確認する方法
LI91のタイヤ4本の場合:615kg × 4本 = 2,460kg まで対応できます。これが車両の総重量(車両重量+乗員+荷物)を上回っていればOKです。
車検証に記載されている「車両重量」と「最大積載量」の合計を確認し、タイヤ4本の最大荷重合計がその値を上回るものを選んでください。
社外タイヤに交換するときの注意点
- 純正指定のLIを下回るタイヤは車検不合格になります
- LIが上(数字が大きい)のタイヤに交換するのは問題ありません
- インチアップ時はタイヤサイズが変わるため、新しいサイズでのLIを必ず確認してください
- 「XL」または「Extra Load」表記のタイヤは、指定空気圧にすることでLIを高めて使用できます
タイヤ通販サイトで購入する際は、商品ページに必ずLIが記載されています。現在のタイヤのLIと同じか、それ以上のものを選ぶのが基本です。
「W」速度記号
最後のアルファベットが速度記号(スピードレーティング)です。タイヤが安全に走行できる最高速度を示します。
| 記号 | 最高速度 |
|---|---|
| S | 180km/h |
| T | 190km/h |
| H | 210km/h |
| V | 240km/h |
| W | 270km/h |
| Y | 300km/h |
| ZR | 240km/h超 |
日本の一般道・高速道路で普通に使う分にはどれでも大丈夫ですが、純正と同等以上の速度記号を選ぶほうが良いでしょう。
スタッドレスタイヤには速度記号の前に「Q(160km/h)」や「T」が付くものが多く、夏タイヤより低い設定になっています。
その他のサイドウォール表記
製造年週(DOTコード)
「DOT」で始まる記号列の末尾4桁が製造年週を表しています。
例:「2423」→ 2024年の第23週製造
タイヤは使用しなくても経年劣化します。製造から5年以上経過したものは注意が必要で、10年を超えたものは見た目が問題なくても交換推奨です。中古タイヤや在庫品を買うときは必ず確認しましょう。
TUBELESS / TUBE TYPE
- TUBELESS:現在の乗用車用タイヤの標準。チューブ不要
- TUBE TYPE:チューブが必要な旧式構造
M+S・スノーフレークマーク
- M+S(Mud + Snow):泥・雪に対応した設計表記。ただし性能規定は緩め
- ❄マーク(スリーピークマウンテン・スノーフレーク):厳格な雪上性能試験をクリアした証明。スタッドレスはこちらが重要
一部のオールシーズンタイヤはM+Sのみでスノーフレークなし、または両方持っているものがあります。冬道を走るなら❄マーク付きを選ぶのが確実です。
まとめ
タイヤサイドウォールの表記は、一見複雑に見えても規則性があります。
- 225:タイヤ幅(mm)
- 45:扁平率(%)
- R:ラジアル構造
- 18:リム径(インチ)
- 91:ロードインデックス(最大荷重)
- W:速度記号(最高270km/h対応)
タイヤを交換・購入するときは、現在装着しているタイヤの表記を確認してから選びます。特にリム径・ロードインデックス・速度記号の3点は必ず現状以上の値のものを選ぶようにしてください。